落合シェフ ブログ

落合務の個人ブログ料理だけではない、「落合 務」そのものをここで味わえる!

店休日の過ごし方〜1月21日編〜

カテゴリ:休日
2007年1月26日

1月21日(日曜):本日は「エミーズ」でお料理教室


年に一度の特別講座にも関わらず、皆さん楽しみにしていてくださるとのことで2回の講習会はどちらも満席。キャンセル待ちをしてくださった方も大勢いらしたとか・・・・・。
皆さん有難うございます。
そして、今回参加できながった方ご免なさいね。また次の機会にお会いしましょう!
夜は去年から楽しみにしていた、友人との食事会です。
場所は、銀座の「Les Dix temp ザ・トトキ」。にこやかな笑顔で中央に写っているのがシェフの十時亨氏である。

冬だし、ジビエが食べたいな〜という話になり、真っ先に候補として挙がったお店でした。
ここを選んで正解。カウンター席でシェフとのお喋りを楽しみながら、美味しいお料理をいただくことができました。
右端で真っ赤な顔をしている男性が本日の主役です。
お酒が入ってご機嫌なのかヘラヘラ笑ってますが、こう見えてお医者様なんですよ。
元々は、「グラナータ」時代から通って下さるお客様の一人でしたが、何時の頃からか気の置けない友人としてお付き合いさせていただいています。
年に数回食事に行くのが恒例行事となっています。もちろん今も足しげく「ベットラ」に来てくれていますよ。
今は僕はなかなか時間が取れなくて、スケジュールに関してはいつも迷惑をかけてしまうんですが、イヤな顔ひとつせずに何度でも誘ってくれる優しい人物なのです。
全く仕事抜きの食事会なんて最近ではほとんど無いので、僕にとっては好い気分転換になっています。
今夜もついついお酒がすすんでしまいました。
いつも有難う。そしてこれからも宜しくね

ページトップへ

伊三ツ星レストランシェフの来店

カテゴリ:お客様
2007年1月13日

2007年1月12日(金)
伊で三ツ星レストランと称される
”le-Calandre”のMassimilianoシェフがお兄さんと共に来店。
(向かって右側の長身の男性がシェフで、左側がお兄さんです。)


僕はてっきり、フェアか何かで来日されているのかと思っていたが実は、彼らが日本に出店するらしく、どういう店づくりが良いのか、研究したいという要望で知人が当店を紹介してくれました。

彼には初めてお逢いしたのですが、とても感じの良い好青年でした。
どんなお店が誕生するのか、僕も今から楽しみです。

ページトップへ

シェフの休日 後編

カテゴリ:休日
2007年1月10日

調子にのって食材を買い込んでしまったので、冷蔵庫はパンパン。
お店が始まれば家で料理する時間なんてないしなぁ・・・、もったいない。

仕方ないので、本日は在庫一掃メニューを作ることに。
まずいろいろ肉の赤ワインソース煮を作ろう。
トマトの水煮缶と一口飲んだだけの赤ワインが残っていたっけ。
カレー・シチュー用の角切り肉、牛スジ肉、豚バラ肉、あるもの全部使っちゃえ。
年末に頂いたりんごも丸ごと1個バターで炒めて、水煮缶と一緒にペーストにして投入。
もちろん玉ネギとセロリもよく炒めて。残り物で作ったわりには、出来上がってみれば凄く美味しそう。コトコト煮込んだ後は、火を止めてしばらくほうっておきましょう。
この一休みが美味しさの秘訣です。
味がなじんで格段に美味くなりますよ。これホント。覚えておいてね。
(赤ワインソース煮の基本的なレシピは、僕の料理本に載せています。
興味のある方は読んでみてね。)

今夜はワインでも開けてみようかな。
僕は大酒呑みに思われがちで、アルコールを頂くことがことが多いんです。
でも本当はそんなにいける口ではないんですよ。
それよりも、甘いものが大好き。
でも今日ばかりは料理の香りに誘われて赤ワイン気分です。
「ZENATO」社の「Amarone」が今日の友。
一口含んで思わずニッコリ。甘い風味でしっかりとした味は、ガツンと来る肉料理に合うし、僕の好みの味。これってこんなに美味しかったんだ。
名前は知っていたけれど、飲んだこと無かったな。早速店にも置こう!と、思いついたら即実行派の僕は、すぐにスタッフに電話した。
お休みだってかまうものか。
ところが、・・・・
『そんなの以前から置いてますよ。店に置いているワインの中では高価な方ですが。シェフ知らなかったんですか〜?』と、(冷たい)お言葉が返ってきた。
ワインリストには載せていないけれど、常備しているとのこと。
そうだったのか・・・、失礼いたしました。
つまり、ワインについては知識が薄い僕にでもわかるくらい美味しいだけのことはある価格にも納得です。高いワインだからいい、というわけではないんですよ。
やっぱり料理との愛称が一番大事だよね。
人それぞれに嗜好もありますから、皆さんも色々試してみてください。
それに、気合の入ったデートの時と、仲間とワイワイやりたい時とでは、セレクトも違ってきますしね。要は、楽しく美味しく飲めればいいんです。
基本的に当店の主力ラインとしてお勧めしているワインは、コース料金とほぼ同じかちょっと高めの価格帯のもの。うちは洒落たお店ではないしね。
たらふく食べて飲んでご満足いただければいいかなと思っているんです。
でもお客様からもっといいワインが飲みたいというご要望も多く、実はリスト以外にもそろえているんですよ。銘柄指定でリクエストされる常連の方も少なくないので・・・。
とっておきのお勧めワインを隠していることもあるので、ご注文の際には是非スタッフにご相談ください。
それでも、もしワインに迷ってしまったら、今日ご紹介したワインをお勧めします。
どうぞお試しあれ。

ページトップへ

かっぱ橋ツアー

カテゴリ:休日
2007年1月10日

皆さんこの写真で僕の後ろに立っているキンピカの物体 何だかわかります〜?

”河童の河太郎くん”です。
「かっぱ橋道具街」誕生90周年を記念して建立されたという、なんともめでたい銅像なのです。
本日はかっぱ橋に行ってきました。
言わずと知れた調理道具なら何でもそろう専門商店街です。
今ではすっかり観光地とかしていて、外国人観光客の姿もチラホラ。
お店ひやかすのも楽しいし、下町情緒が残ってるから歩き回るだけでも充分楽しめちゃいます。
お土産の定番、食品サンプルのキーホルダーだってちゃんとありますよ。
僕も訪れるとついつい時間がたつのを忘れてお店を回ってしまいます。
そして「これ何に使うのかな〜?」って、後から悩んでしまうようなものまで買い込んでしまうのです。
でも、それもまた良し、楽しいお買い物ツアーです。
店先に並べられたお皿を見て回るだけでもワクワクしてきます。
涼しげなガラスの器にはカルパッチョがいいかなぁとか、ひょろ長い大皿には前菜を盛り合わせたいなぁとか、次々にイメージがわいて来るんです。

僕がイタリア料理を始めた頃には、お皿を選ぶのも大変だったんですよ。
どこも売っているのは和食器ばかりで、イタリア料理に合うお皿なんて全然ないの。
今は家庭でも洋皿を使うようになったから、洒落てて、使いやすいお皿がたくさん揃うようになってますね。価格だってリーズナブル。喜ばしい限りです。
「このスプーンかわいいなぁ。」ちょうど店のシュガースプーンが足りなくなっていたので気になるものを手にとってみる。でも、あんまりかわいすぎるものはいつの間にかなくなっちゃうんだよねぇ。やっぱり却下!
好い機会なので、この場を借りて皆様にお願いです。
お店の備品をもっていかないで〜!!
お食事の記念に何かって気持ちはよくわかるのですが、ずっと使っていきたい品々です。
思い出はお腹と心にとどめておいて下さいね。
ご理解、ご協力のほど宜しくお願い致します。

あぁそれにしても、今日も気づかぬうちに沢山買いこんでしまいました。
でも、無駄遣いには終わらせませんよ。しっかり料理に活かしていきます。
楽しみにしていてください。
会計のカウンターに並んでいる時に、チラリと若い男性2人組が目に入りました。
真剣な顔つきで相談しながら道具を選んでいる様子。
足元に置かれたカゴには、溢れんばかりの品物。
きっとこれからお店を開業するんだろうなぁ。
何だか自分の若かりし頃を思い出しちゃった。
ガンバレ 若き料理人!心の中で応援してしまいました。
でもニヤニヤしてあやしいおじさんだと思われたかな・・・。

ページトップへ

シェフの休日 前編

カテゴリ:休日
2007年1月 9日

新年あけましておめでとうございます。
お店は11日間もお休みを頂戴してしまいました。
皆様には大変ご迷惑をお掛けしましたが、スタッフ一同フル充電をすませて戻ってまいりましたので、期待していてくださいね。

でもね、僕はほとんどお休みなしで11日間を過ごしてしまいました。
こんな時じゃないとゆっくり専念できない雑事が多々ありましたので・・・。
ということで、正月早々銀座で所用。
ついでに初売りで賑わうデパートを覗いてみました。
どこも人、人、人。すっかり人酔いしてしまい、即撤収!のはずが足はいつの間にか地下食品売り場へ。
デパ地下って面白いよね〜。
日本全国、世界各地の美味しい物が揃ってるんだもん。
デパ地下グルメとはよく言ったものです。
オリーブオイル&ピクルスの店、チーズの量り売り店、樽に入ったオリーブオイルを小分けにして売る店。今日はイタリアフェアでもやってるのかな?って勘違いしてしまうくらいに専門店が常設されていてビックリ。
家庭でもイタリア料理が日常的に食べられてるってことだよね。いい傾向だな。
食そのものに対する意識が高くなってきているのを感じます。
例えばトマト。トマトって今いろんな種類があるでしょ?品種や産地の区別だけでなく、栽培方法などによって細かく分かれている。価格にも幅があるよね。
高価なトマトには、高いなりの理由があるはず。
食べてみれば納得できると思います。確かにおいしい。充分料理の主役になれてしまう。
僕は高級トマトを勧めてるわけじゃないですよ。
料理によって使いわけも必要だしね。何より家庭でいつも高いトマトばかり食べてるわけにはいかないものね。ただ、選択肢がたくさんあるってことが大切だと思うんです。

結局オリーブとチーズ数種を買ってしまったので、たまには家で料理でもしてみるかって気分になってきちゃった。これって非常に珍しいことなんです。
普段は家でお湯を沸かすことさえないんだから。そんな暇もないしね。でも今日はやってみよう。
ということで、メインになる食材を探しにお肉売場へ。骨付きもも肉を使って”カチャトラ”でも作るかなぁ。
先日2時っチャオ「」って番組内で、披露した料理なんだけど、皆さんみてくれましたか?
これならフライパンで肉を焼けばいいから、鍋1つでも調理できちゃう。
バランスを考えて”サラダ”も作ろう。
後はパン屋さんでバゲットでも買えばいいかな。
大方の買い物を終えてレジに向う途中、魚売場で目がキラリ☆。
お刺身の盛り合わせが2割引になってるぞ。”カルパッチョ”にしたら旨いだろうなぁ。
お正月用の盛り合わせだから、ちょっと豪華だし価格も高め。
う〜む、贅沢かなぁ、でも食べたいなぁ。
・・・覚悟が決まらずそのままそのまま店内を1周してしまい、再度魚売場に戻ってみて思わず小さくガッツポーズ! 何と3割引のシールに張替えられてる!!
これは買わねば。お魚さんが(美味しい料理にしてと)呼んでいるに違いない。

そうして、この日のメニューは、
”鶏もも肉のカチャトラ”、
”野菜たっぷりのカルパッチョ”
”いちごのロマノフ”。の3品。

勢いあまってデザートまで作ってしまったので、盛りだくさん。
味はもちろん◎二重丸。
さすが僕!と自画自賛しながらたいらげてしまいました。
ご馳走様でした。楽しい発見もあり、今日も充実した日でした。

ページトップへ
Copyright © LA BETTOLA. All Rights Reserved.